【ネタバレなし】封鎖された魔王城からの脱出
2021年1月16日に開催された「オンラインリアル脱出ゲーム大パーティー」の超パーティならびに極パーティチケットの特典「封鎖された魔王城の脱出」。
STORY: ※SCRAPのサイトより
あなたの住む世界では、人々は魔物による脅威に怯えながら暮らしていた。
魔物たちの親玉である魔王を討伐すべく、9人の勇者たちが『魔王城』へと向かう。
しかしその後、勇者たちが戻ることはなかった。
世界はこのまま闇に包まれてしまうのだろうか……。
そんなある日、あなたの手元にある『通信水晶』が着信音を鳴らす。
水晶に映っていたのは……死んだと思われていた勇者たちだった!
個人的評価:
難易度 ★★★☆☆
クオリティ ★★★★☆
所要時間…2人で挑んで約120分
Review:
コロナ禍真っ只中に作られた「封鎖された人狼村からの脱出」の続編となる、封鎖シリーズ第2弾。前作の雰囲気やシステムをしっかり受け継いで、今回もばっちり良作。
9人の勇者たちとリモート風にやり取りをしながら謎を解き進めて行く流れ。
各勇者の特技や魔物の弱点など情報多めなものの、謎解きに関わる大事なことは都度まとめて表示してくれて後から見返すことができる、謎解きビギナーにも優しい安心設計。小謎でいくつかつまずいたものの、ヒントが用意されているのでここもお優しい。
【ここが良し】
・9人の勇者たちのキャラクター設定が秀逸。一体どこの世界線から探してくるんだろうかというクセ者揃いの役者さんたち(褒めてる)。ひとりひとりの個が立っていて引き込まれた。人狼村のコッペ役に続いて秋山直太朗さんが出ているのも嬉しい。
・オンラインで制限時間なしだから、いつでもどこでもの遊びやすさ。
【ここがいまひとつ】
・ラス謎の難易度の低さ。選択肢が提示されているので、コレしかないような…と早い段階で思いついてしまった点。もうちょいひねりが欲しかった。
・人狼村からの流れ。あちらを先にやってしまったユーザーにとっては既視感というか、「ああ、やっぱりな」感が少々。何か別のかたちの展開も欲しかった。封鎖シリーズ次回作があるならそこに期待!
※このゲームは一般発売もされています。(1人税込み3,000円)
家にいながらにして、人数を選ばずこのクオリティの内容の謎解きができるのは貴重。対面公演はまだしばらく控えたい、でも脱出ゲームはやりたいという方はぜひ遊んで欲しい。
しかし、この短期間で次々オンライン型も作り上げていくSCRAPの勢いは凄まじい。
封鎖魔王城が特典についての「オンラインリアル脱出ゲーム大パーティ」の価格設定、どう見積もっても安すぎたのでは?
次開催する時はもっと強気な価格でもいいんですよ。